信用金庫で2年働いた僕が感じた違和感

僕は新卒で某信用金庫に入社した

 

支店に配属されすぐに営業担当を任されたが結局1年間営業を務めて仕事内容に不満を持ったまま退職願いを提出した

 

結局入社してから2年間で信用金庫を辞めることになったわけだ

 

その退職に至る過程だったり僕の心境の変化だったりを少し語りたいと思う

 

信用金庫の営業は毎月決まった個人宅や会社に集金を伺うのと同時に資金ニーズを聞き出し、融資に繋げるといったルート営業が主になる

 

しかし融資案件だって今の時代頻繁に発生することはなく、どちらかというとキャンペーンの商品を売り営業ノルマ達成に向けて働く日々だった

 

そのキャンペーンの商品といえば、年会費10,000円もするクレジットカードや特におすすめできる点がない保険商品だったり、ひどいのは元が取れそうにもない年金基金に加入をお願いしたりと今振り返ればそんな営業がうちに来たら張り倒してやりたい

 

でもその時はノルマを達成することしか考えられず、キャンペーン商品をごり押しするしかなかった

 

銀行としての機能にも不便さを感じる

 

キャンペーン商品を売ることは入社する前からある程度は分かっていたのでなんとか割り切って考えることは出来た

 

ただこの先信用金庫に勤めていてもまったくいい将来を想像することができなかった

 

古い体質が根強く残る信用金庫は明らかに時代に取り残されていくと感じた

 

上司とのゴルフコンペ、年に何度か行く社内旅行は行きたくもないのに実費、不正防止から自分の携帯を出勤と同時に預け、社内用携帯も禁止。お客さんとの連絡は支店を挟んで取り合う効率の悪さ。

 

銀行はお金を扱う以上ほかの業種より規制、規則が厳しくなるのは分かる。

 

しかし僕はその規制、規則が行き過ぎて働く側も使用する側も不便な点がたくさんあると感じた

 

ネット銀行でスマホ一つでできることが、信用金庫ではそうはいかない

 

 

これからはもっと便利な世の中になってくる時に、信用金庫の体質は置き去りになっていくと思う

 

ネット銀行が進む中で対象的に足を動かして営業をかける信用金庫がこの先どう対抗していくというのだろうか

 

僕には非効率以外の何者でもないと思うが一度務めた会社ということもあり信用金庫業界の動向はこれからも注目していきたい

 

でも僕が信用金庫を使うことはないと思うし、印鑑要らずのネット銀行はめちゃくちゃ便利に感じてしまう