男子6人イタリア旅行物語〜ヴェネチアの街を駆け抜けた7分間〜
イタリア旅行2日目俺たち6人は水の都ヴェネチアに到着した！！
ヴェネチアって思ったよりフツーじゃね！？
いや確かに建物の感じとか流れる運河とか雰囲気は良いんだけども…
俺がイメージしてたのってこれだからさ…
だからなんというか…フツー？
もっと水が四方八方に流れてて、めちゃくちゃデカイ噴水みたいなのオブジェがあって、うひょーってなるっと思ってた俺は世間知らずですか？
そうですね、多分そうですね
まぁー気をとりなおして、ヴェネチアのバーガーキングにでも行きましょう
いやっフツー！！(当たり前だ)
特にヴェネチアだからって気合いを入れるほどバーガーキングも気を遣わない
それがバーガーキングの良さだと思うよ
だってどこにでもバーガーキングあるもんね
しれっとあるもんね
Wi-Fiとかもしれっと利用できるし、なんかメチャデカくて安いシャーベットコーラみたいなのあるしね
海外で困った時はバーガーキング！！
ホント俺は好きよ
ヴェネチアの道は迷路すぎる！！
もうねー歩いてると何回も行き止まりなんだよね
いやこっちちゃうんかい、いやまたかい！！
そんな感じで四苦八苦しながらヴェネチアを観光した
一応俺たちも有名なサン・マルコ広場やリアルト橋には行ってみたが、いいレビューが出来るほど感受性だったり、芸術的感性が優れてないのでそこは割愛させてもらう
サン・マルコ広場で唯一感じたのはハトがめちゃくちゃ多い
ヴェネチア大疾走事件が幕を開ける
観光を終えた俺たちはヴェネチアの一番端っこの方まで来ていた
こっから水上バスでサンタ・ルチア駅まで戻る予定になっていた
俺たちはヴェネチアからローマまで帰らないといけないので最終の特急列車には乗らなくてはいけなかった
その最終列車の時間まであと30分程前に水上バスに乗ることができた
いやーこれで無事ヴェネチアを去ることが出来るぞー……
なんか水上バスめっちゃ遅くね？？？？？
そう俺たちが乗った水上バスは各駅みたいなやつで全然駅に近づいてないことに気づいた
おいおいこれじゃ最終の電車に間に合わねーぞ！！
ヴェネチアで野宿って楽しそうじゃね？
いや一応海外だしカツアゲとかされねーかな！？
そんなん言うてる場合か！！最終電車まであと何分なの？！
あと7分！！
これ走った方が早いんじゃね？！
次の水上バスが停まったところで降りたら駅まで何キロあんの！？
うーーーん、1.5キロ！！
したらだいたい5分で1.5キロか！！
きちーけどやってみるか！！
☆のあたりで水上バスを降りた俺たち6人は猛ダッシュでスタートをきった
俺は6人の中でも体力には自信があったので、先頭を率先して走った
途中現地の人から何を行ってるか分からなかったがなんか応援してもらってるような声援をもらえてるようで嬉しかった
あっ途中犬にも吠えられてたな笑
もうこんなに必死になって走ることは二度とないんじゃねーかってくらい必死で全力だった
そしてようやく駅チカで食べたバーガーキングが見えてきた
バーガーキングを見つけてこんなに嬉しいと思うことはこの先の人生であるのだろうか
バーガーキングから駅まで200m？くらい、ラストスパートで駆け抜けた
電光掲示板に俺たちが乗る予定だった電車の文字は…
なかった…
動揺する6人…
おっおい…俺らローマ帰れなくね？
野宿にでもなったらヴェネチアのヤンキーにカツアゲされちまうよ
とりあえず駅員さんに相談してみよう
さっきの特急列車に乗り遅れてしまったんですが…
そしたらもう今日は特急列車終わっちゃたから乗れないね〜
ローマに帰るには明日の特急列車の始発を待たないといけないんですよね？
あーそれか寝台列車に乗るかいー？
しっっ寝台列車ーーー！！！？？？
寝台列車なら夜出て朝にはローマに着くよ
でも一室にベッドが4つだから、2人は相部屋になるよ
えっイタリア人と相部屋？！
それでもいいならもうチケット取れちゃうよ！
まぁー仕方あるまい！
そしてじゃんけんの結果俺と友達は相部屋で寝ることになった
おじゃましまーす
俺は寝台列車に乗り込んだ
ガァーコガァーコガァーコガァッ！！
いびきがクソうるせーーー！！！
俺はイタリア人おっさんのいびきのうるささであまり眠れなかった
でもおっさんとはローマで一緒に降りたが、めちゃくちゃ気さくで良い人だった
一期一会ボンジョルノーー！！って感じだった
人生初の寝台列車で耳栓は必須ということが分かった
そして山あり谷ありのヴェネチア観光は無事終わった
